トランニオンボール弁の構造と特徴
緊急グリース注入装置
顧客の要件に応じて、当社が製造する旋回玉形弁には緊急時のグリース注入装置が設置されており、DN150mm(NPS6)の旋回玉形弁については軸およびシートに設置され、DN<125mmの弁についてはボディキャビティ内に設置されています。事故により軸のOリングまたはボディシートリングが破損した場合、この装置を通じてシーリンググリースを注入することにより、ボディとステムの間からの媒体漏れを防止することが可能です。
吹き出し防止ステム
ブローアウト防止構造は、ポストによって位置決めされたステムに対して提供されており、キャップとネジによって固定されることで、キャビティ内の圧力が異常に上昇した場合でも媒体によるブローアウトが確実に防止されます。
防火設計
弁体が火災時熱にさらされた場合、PTFEのシートシールリング、ステム用Oリング、ボディとボンネット用シールガスケットなどの非金属材質の部品は高温により損傷する可能性があります。BAOYIの特別設計により、オプションとしてメタルシールまたはグラファイトシールを備えた補助的な金属対金属のシール構造が提供され、トラニオン部の密封性を確保します。 バルブ これにより、弁内部および外部からの漏れを効果的に防止します。顧客の要望により、トラニオンボール弁におけるBAOYIの火災安全設計は、API 607、API 6Fa、BS6755およびJB\/T6899の要求仕様を満たしています。
防帯電設計
静電気防止設計により、片側支持式ボール弁のベル、ステムおよびボディは静電気を通す通路を形成し、ボールとボディの開閉プロセスで発生した静電気は接地を通じて放電されます。これにより、潜在的な火災や爆発のリスクを防止できます。
上流および下流の流体圧力が合力となってシートリングをボールに向かって押し付けます。
ボディキャビティ内の流体圧力が合力となり、シートリングをボールから離れる方向に押し出します。
シングルピストン構造により、バルブが全開または全閉位置にある際にボディキャビティ内で発生した過剰圧力を自動的に解放するため、シートリングは『自己解放機能付き』となります。
オプション:ダブルピストン効果
上流および下流、並びにボディキャビティ内の流体圧力が合力となり、シートリングをボールに向かって押し付けます。
ダブルピストン効果シートリングを備えたバルブでは、ボディキャビティ内に過剰な圧力が蓄積することを防ぐために安全弁が必要です。
マウント用パッド付き
アクチュエータ(ウォームギア、空気圧、電動、油圧、および空油圧作動機など)を取り付けるためのマウントパッドを備えたトラニオンボールバルブに対応しています。