低温用フランジボールバルブ
低温用フランジ付きボールバルブは、特に極低温用途に設計された産業用流体制御システムにおいて重要な部品です。この専用バルブは、非常に低温の媒体を扱う配管に安全に設置できるフランジ端面結合部を備えた頑丈な構造を持っています。高品質なステンレス鋼や特殊シート材質で構成されたこれらのバルブは、-196°Cという極低温においても動作性能を維持します。バルブの中心部には精密加工されたボールが組み込まれており、バルブ内での回転によって流量を制御します。一方、フランジ結合部は漏れのないシール性を確保し、極低温サービスにおいて不可欠な機能を提供します。高度な仕様には、断熱用クリアランスを確保するための延長ステム、特殊ステムシール、静電気の蓄積による危険を防ぐための静電気防止装置が含まれます。また、バルブの設計には閉じ込められた流体の膨張や収縮によって生じる圧力上昇を防ぐための熱膨張緩和機構が組み込まれています。本バルブはLNG処理施設、空気分離装置、冷凍倉庫システム、医薬品製造など、正確な温度管理が極めて重要な分野で幅広く使用されています。クォーターターン式の操作により迅速かつ信頼性の高い遮断機能を実現し、フルポート設計によりバルブ通過時の圧力損失を最小限に抑えることができます。